private equity

Introduction

情報が限定され、定式化できない要素の多いPE/VC投資では、意思決定者はやはり人間であるべきです。しかしながら、そのプロセスの効率性や透明性には課題があると言わざるを得ません。

AQM2では、まずPE/VC投資のプロセスをSensing, Seizing, Securingの3つに分解します。その上で、各フェーズにAIやデータ分析を適用することで、投資家と被投資企業、双方におけるPE/VC投資の可能性を拡張します。

Background

今日のPE/VC投資は、決して一般に開かれた状態にあるとは言えません。実績や資産の豊富な投資家のコミュニティ内で完結しており、その外から価値ある情報をタイムリーに得ることは困難です。また被投資企業も、理想的な投資家と出会うことは簡単ではありません。

その結果、投資機会の需給が適切にマッチングせず、エコシステム全体での機会損失に繋がっています。その環境下においては、タイムリーに情報を取得・分析し、意思決定へと活用することがPE/VC投資の成功の鍵であると、AQM2では考えています。

Sensing

視野を広げれば、PE/VC投資には広大な可能性があります。AQM2は、膨大な投資対象企業の自動ソーシングや、AIによる自然言語・画像分析から導き出されたトレンドに基づく有望な企業の選定が可能です。

選定された企業は、AQM2のAIと “Capability Based Investment” というフレームワークの組み合わせによって、総合的なポテンシャルを評価されます。目先のキャッシュフローだけではなく、継続的な価値創造能力という本質的な尺度で企業価値を見極めることができます。

Seizing

投資後のマネジメントプロセスが非効率・不透明であることも、今日のPE/VC投資のリスクを高める要因です。AQM2は、AIなどにより算出したKPIを常時モニタリングします。
さらに、ビジネスと投資に豊富な経験をもつマネージャーとも連携することで、最適なハンズオンサポートを提供します。
投資家と企業、双方のコミュニケーションコストを低減しながら、成長を加速させます。

Securing

Exitは、企業と投資家の双方にとって待ち望んだ瞬間です。にも関わらず、人間の処理能力では、Capabilityを有する企業と、それを必要とする企業とを最適なタイミングでマッチングさせられず、機会損失が生じていました。
AQM2では、Capital Marketのデータや企業のCapabilityを人間とAIが正確に分析・理解し、数多の候補から最適なパートナーを選定することができます。

Exitの後も社会的価値を継続的に提供し続けられる企業を増やすことが、PE/VC投資エコシステムを活性化するドライバーであり、AQM2の使命です。